ee janai ka! TV とは

 映像表現は今日における最も自由でフレキシブルな表現方法として日常の中に溶け込み、その制作からアウトプットまで多種多様な広がりの中でもはや表現と自覚しない程に様々な形で表現が日々更新されていると言えましょう。
 一見そこには自由しかないようにも思えますが、本当にすべての制度、規制の呪縛から解放し尽くした表現の自由の到達点があるのか、どうしても規制され回収されてしまう解放しきれない人の気持ちはやはりあるのではないかとふと頭をもたげることはないでしょうか。

「ee janai ka! TV」は、江戸末期の運動「ええじゃないか」に倣い、街場から生まれた様々なジャンルの表現がクロスする、現代日本ならではの新しい表現を模索します。これは様々な制度に回収されない、解放へと向かう表現を模索し、発信するプロジェクトです。

 まずは、1999 年と2000 年、02 年に、東京・秋葉原の電気街一帯で催された展覧会「秋葉原TV」の作品と本展を主催したコマンドN によるもう一つの映像プロジェクト「東京ラビットパラダイス(2001 年)」の出展作品を再構成したアーカイブサイトを開設しました。
 今もなお新鮮な印象を放つ作品たちから制作当時の社会状況、その後の各作家の活動へのつながりに思いをはせつつ、時代を超えた現代アーティストからのメッセージから、その表現の模索の断片を見つけてみていただければ幸いです。

 


第1回国際シティビデオインスタレーション「秋葉原TV」

会期:1999年2月27日(土)~ 3月14日(日)
■会場:秋葉原電気街全域  コマンドN/□ 
■企画/主催:コマンドN
■運営:コマンドN 秋葉原TVプロジェクトチーム
■助成:芸術文化振興基金 フランス大使館文化部 オーストラリア大使館 ブリティッシュ・カウンシル 豪日交流基金
■後援:秋葉原電気街振興会 韓国大使館文化院 オーストラリア大使館 
オランダ大使館 タイ王国大使館 東京アメリカンセンター  東京ドイツ文化センター
■協賛:キリンビール株式会社 株式会社資生堂 株式会社コトブキ 東芝中央ライフエレクトロニクス株式会社 千代田松下コンシューマーエレクトロニクス株式会社 ソニーマーケティング株式会社 
■会場協力:サトームセン株式会社 ミナミ無線電機株式会社 第一家庭電器株式会社
石丸電気株式会社 九十九電機株式会社  宝田無線電機株式会社 株式会社オノデン
株式会社ナカウラ ヤマギワ株式会社 ラオックス株式会社 株式会社カクタ
山本無線株式会社  
■協力: 富士ゼロックス株式会社 テレワーク株式会社 有限会社オンアンドオフ 株式会社ダブルデイズ 白石コンテンポラリーアート株式会社 ギャラリーネルソン
■マップ印刷協賛:山陽印刷株式会社 
■インスタレーション:Over DRIVE
■認定:社団法人企業メセナ協議会
■コマンドN&秋葉原TVプロジェクトチーム   
プロジェクトリーダー&プログラム編集 中村政人
運営管理&広報:関ひろ子
作品進行管理&広報:坂口千秋
アートディレクター&ロゴ・マップデザイン:鈴木真吾
スタッフ:古川誠 崔聡子 吉田美弥 上條由紀子 蔵原智子 高橋浩介 荒谷智子 西脇充子
相澤奈美 中島恵 飯田紀子 稲川典章 内田沙矢子 岸佳奈子 古川祐美 国領恵子 小杉淑美 佐藤紀子 楯石もも子 中井まこと 日高恵理香 平石尚子 藤井みゆき 宮下直子 森岳之 森美智代 横山ゆか 吉永綾子 上田寛子 
秋葉原TVホームページデザイン:熊谷和彦

 


第2回国際シティビデオインスタレーション「秋葉原TV2」

会期:2000年3月16日(木)~ 3月29日(水) 14日間
■会場:秋葉原電気街全域  コマンドN/□ 
■企画/主催:コマンドN
■運営:コマンドN 秋葉原TVプロジェクトチーム
■助成:芸術文化振興基金 国際交流基金 オーストラリア大使館 スペイン大使館
 フランス大使館文化部ベルギー大使館・フランダース政府代表部
■後援:秋葉原電気街振興会 財団法人千代田区街づくり推進公社 オーストリア大使館
オランダ大使館 タイ王国大使館 東京アメリカンセンター 韓国大使館文化院 
東京ドイツ文化センター
■協賛:キリンビール株式会社 株式会社資生堂 デジタルハリウッド株式会社
株式会社コトブキ キリンビール 資生堂
■協賛/機材協力:ソニーマーケティング株式会社
松下コンシューマーエレクトロニクス株式会社千代田CE社
東芝中央ライフエレクトロニクス株式会社  株式会社三菱電機ライフネットワーク
シャープエレクトロニクスマーケティング株式会社   パイオニア株式会社
日本ビクター株式会社
■会場協力:サトームセン株式会社 ラオックス株式会社 株式会社オノデン 石丸電気株式会社
株式会社ナカウラ 山本無線株式会社  九十九電機株式会社 宝田無線電機株式会社
吉葉無線電機株式会社 株式会社永保堂 西川無線株式会社 ミナミ無線電機株式会社
第一家庭電器株式会社 株式会社ソフマップ 株式会社CSK・エレクトロニクス
丸善無線電機株式会社 
■協力: アーカス構想パイロット事業実行委員会 富士ゼロックス株式会社
テレワーク株式会社 サンエイテレビ株式会社 Over DRIVE
■印刷協力:東京カラー印刷株式会社
■秋葉原TVプロジェクトチーム   
コマンドN
中村政人 相沢奈美 飯田紀子 伊藤敦 坂口千秋 申明銀 鈴木真吾 関ひろ子 阿部一直 四方幸子 堀元彰 
スタッフ
賀川冴子 柿崎弓子 岸佳奈子 木下毅人 草薙伸子 工藤岳 蔵原智子 車田智志乃 小滝友見子 崔聡子 佐藤紀子 宍戸一之 清水信博 竹本ゆき子 田中千恵子 近岡悟辻美和子 西田真奈 長谷麻子 平石尚子 平丸陽子 溝口暢子 山崎友美 山本早織 山本円香 余川創
横山由香 吉沢美沙 杉村亮  松原慈 国領恵子 呉佳奈 有山宙 中井まこと 木村佐斗子 桑田明香 藤井みゆき

■秋葉原TV2プログラム
プログラム編集:中村政人
オープニングタイトルCG/音楽制作:コイケホタカ サイトウヨシヒロ
エンディング音楽制作:山崎和人
■DVD特別協賛: Attain NEC

■パンフレット
デザイン:鈴木真吾
編集:坂口千秋 関ひろ子 相沢奈美 飯田紀子
DTP:中村政人 鈴木真吾
印刷:東京カラー印刷株式会社
発行:コマンドN
発行年:2000年3月

■秋葉原TV2ホームページ制作管理:伊藤敦

■第2回国際シティビデオインスタレーション秋葉原TVドキュメントブック
発行:コマンドN
発行人:中村政人
デザイン:鈴木真吾
編集:飯田紀子 坂口千秋 関ひろ子 相沢奈美
DTP:中村政人 鈴木真吾 飯田紀子
編集アシスタント:長谷麻子 蔵原智子 木下毅人
翻訳:坂口千秋 西田真奈 工藤里美 山崎友美 西沢美紀
写真:木奥惠三
編集協力:申明銀 アレスデール・ダンカン ピーター・ベラーズ
制作助成:芸術文化振興基金 国際交流基金 フランス大使館文化部 
オーストラリア大使館 ブリティッシュ・カウンシル スペイン大使館 
印刷製本:東京カラー印刷株式会社
特別編集人:柘植響(アートマガジンVOID発行人)http://www.jah.ne.jp/~moto/void
発行日:2000年8月30日

■Special thanks: 株式会社白石コンテンポラリーアート 荒谷智子 山田晶子
ピーター・ベラーズ 後藤康徳 野上さおり 千葉英寿 川島寿彦 太田努 プロジェクト304
200ゲルトルード・ストリート ヴォーンマシーネ サキサトム

 


第3回国際共同美術展シティビデオインスタレーション「秋葉原TV3」

◇会場:秋葉原電気街全域 コマンドN
◇会期:2002年3月9日(土)-3月24日(日)
◇主催/ 企画:コマンドN
◇運営:コマンドN 秋葉原TVプロジェクトチーム
◇助成:芸術文化振興基金 国際交流基金 フランス大使館 東京日仏学院
ベルギー・フランス語共同体政府 ベルギー・フランダース政府
◇後援:秋葉原電気街振興会 オーストラリア大使館
財団法人千代田区街づくり推進公社 東京アメリカン・センター
東京ドイツ文化センター ハンガリー共和国大使館
ブリティッシュ・カウンシル ベルギー大使館・フランダース政府代表部
◇協賛:アドビ システムズ 株式会社 キリンビール株式会社 株式会社資生堂
株式会社モリゴ 株式会社白石コンテンポラリーアート 株式会社タウンアート
日立マクセル株式会社 現代美術製作所
◇協賛/機材協力:シャープエレクトロニクスマーケティング株式会社
ソニーマーケティング株式会社 東芝ライフエレクトロニクス株式会社
松下コンシューマーエレクトロニクス株式会社
株式会社三菱電機ライフネットワーク
◇機材協力:アップルコンピュータ株式会社 日本ビクター株式会社
パイオニア株式会社
◇会場協力:サトームセン株式会社 ラオックス株式会社 株式会社オノデン
石丸電気株式会社 株式会社ナカウラ 山本無線株式会社 九十九電機株式会社
宝田無線電機株式会社 株式会社永保堂 ミナミ無線電機株式会社
第一家庭電器株式会社 株式会社ソフマップ 株式会社CSK・エレクトロニクス
丸善無線電機株式会社 株式会社アストップ 株式会社メッセサンオー
株式会社十字屋 東洋電球株式会社 株式会社西村電機 ぷらっとホーム株式会社
ヤマギワ株式会社 Y&I株式会社 株式会社ビジネスカフェジャパン
株式会社ロケット
◇協力:アーカスプロジェクト実行委員会 サンエイテレビ株式会社
西興産業株式会社 富士ゼロックス株式会社 株式会社リナックスカフェ
テレワーク株式会社
◇社団法人企業メセナ協議会認定事業


東京ラビットパラダイス・プロジェクト Tokyo Rabbit Paradise Project (TRaP)

「東京ラビットパラダイス」プロジェクト(略してTRaP/トラップ・プロジェクト)は、 「ウサギ小屋」といわれている東京の生活をアーティストの鋭い視線の誘導によって「ウサギの楽園」へと捉え直す計画です。 東京をベースに活動する40作家のアーティストの視線で形成される新しい東京像 (=TRaP=東京ラビットパラダイス)はどのようなものなのか?TRaPの情報は正確な場所の説明より現実の再構築を重要視した映像イメージで展開します。浮かびあがったTRaPはインターネットやインスタレーション作品を通じて発信していきます。

●TRaPこれまでの発表会期&場所:
1)場所:イギリス、ロンドン
展覧会タイトル:[Tokyo/Life]展
展覧会場:Selfriges.London(セルフリッジ、ロンドンにある 老舗デパート内)
期間:2001年5月1日~31日*セルフリッジでの展示の様子

2) コマンドN新ホームページ上
2001年5月1日~2002年5月1日

3)場所:イタリア サンタ・マルゲリータ広場
期間:2001年6月

4) 場所:オーストラリア、シドニー
展覧会タイトル:NEO-TOKYO 展
展覧会場:Museum of Contemporary Art, Sydney
期間:2001年11月10日~2002年2月10日

5) 場所:フランス、パリ
展覧会タイトル:「Batofar...seeking Tokyo」
展覧会場:フランス・セーヌ川に浮かぶ蒸気船「BATOFAR」
期間:2001年12月7日~16日

6) 場所:イタリア、ミラノ
展覧会タイトル:"Tokyo Rabbit Paradise at Careof Milano"
展覧会場:"Careof -Fabbrica del Vapore"via Luigi Nono n. 7, Milano (CAP 20154)
期間:2004年6月7日~7月30日

7) 場所:ドイツ、ワイマール
展覧会タイトル:"AUTONOM IST NOCH NICHT EINMAL DER MOND(EVEN THE MOON IS NOT AUTONOMOUS)"(終了)
展覧会場:ACCギャラリー(ドイツ・ワイマール)
期間:2004年7月10日~9月26日

8)場所:韓国、釜山 
展覧会タイトル:"Tokyo Rabbit Paradise at Busan Biennale 2006: CAFE4 Video Project"
展覧会場:Busan Museum of Modern Art, Busan Yachting Center, and Capital region exhibition hall
期間:2006年9月16日-11月25日